命のバトン

人は必ず父母から命のバトンを受け取り、この世に産まれて来ます

その渡された命のバトンを、落とさないように笑ったり泣いたり、

歯をくいしばったりしながら、持ち続けて

次の世代に命のバトンを繋ぎます

しかしながら、病や思いもかけない出来事によって

大切な命のバトンを、自分の力では持ち続けられない人生に

出会うことがあります

そんな時、命のバトンは、思いを込めるフタが開き、

持っていた人の今の思いを受け取ります

そしてある時は父母に、またある時は子供たちに、またある時は、

孫たちに

 

またある時は友人に、またある時はそのタイミングで出会った人に
こうして命のバトンは、渡されて行くのです

人は産まれる時に、肉体に魂が宿りこの世に生を受けます

人はこの世を去る時に、肉体を脱ぎ命のバトンに、思いを託します

その時がいつなのかは、誰にもわかりません

だからこそ、日々を精一杯生きて、その時々の思いを何かの形で、

残しておきたいものです

命のバトンに思いを込める前に…

そんな思いを文字に変えるのが、私の天職です

ドキドキ